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松田聖子 『SQUALL』

SQUALL
ソニーレコード
発売日:1990-10-15

珊瑚の香り、青い風 いま、聖子の季節。

1980年8月1日発売

1.~南太平洋~サンバの香り
2.ブルーエンジェル
3.SQUALL
4.トロピカル・ヒーロー
5.裸足の季節
6.ロックンロール・デイドリーム
7.クールギャング
8.青い珊瑚礁
9.九月の夕暮れ
10.潮騒

このCDを買ってから、未開封のまま半年以上が経過・・・。
聖子ちゃんにこれ以上どっぷりハマるのも怖い気がしたので。
でも、エイッと思って、やっと聞き始めました。

夏、海、太陽、南の島!
(80年代風の)トロピカル・ムード溢れるアルバムです。
特筆すべきは、明るく張りのあるパワフルな歌声!
荒削りだけど若さと勢いにまかせて、伸び伸びと弾けてます。

ネット上のレビューなどを見ても、『SQUALL』が今尚高い人気を
誇っているようですが、それも納得しましたね。
というのも、同年冬に発売された2枚目のアルバム『North Wind』
を聞いてみると一層ハッキリ感じられることですが、
全キャリアを通じて、このデビュー・アルバムにしかない
カラーや魅力がハッキリとあるんですね。

アルバム全体の完成度からいったら、他の作品に分があるでしょうけど、
生命力に溢れた魅力的な存在がこの世界に飛び出してきたという驚き、
もぎたての果実をそのまんま頬張るような喜び、そういったものが
いかんなく感じられるアルバムだと思います。

それはやっぱり三浦徳子さんの作詞と小田裕一郎さんの作曲
によるところも大きいでしょうね。
三浦・小田コンビの楽曲には、何といってもパンチがありますもん。

このアルバムでは、「裸足の季節」と「青い珊瑚礁」のシングル2曲が、
やはり際立っています。改めて緩急自在な歌い方、表現力に感嘆。
そして、「トロピカル・ヒーロー」と「潮騒」が出色。
これは今の聖子ちゃんの歌声でも聞いてみたい。
「九月の夕暮れ」は、マイナー調のザ・歌謡曲って感じ。
聖子ちゃんって、こういう曲のイメージないんで、新鮮に聴けました。
その他は、スタンダードなロックンロール風の曲が多いです。
アイドルの王道を歩みつつ、実はクロスオーバーな音楽性を確認。

こんな風にアイランド・ミュージックのコンセプトで、
アルバムを一枚作って欲しいなあ。
『SQUALL』の大人版。大人のリゾート・ミュージック。
聖子ちゃんは、本当に「空と太陽と海」の人だと思う。本質的に明るい。

しかしまあ、噂にたがわぬ音の悪さ。
音質に鈍感な自分ですら、かなり気になる。
『Bible (バイブル)』も音悪かったけど、このCD選書はそれを上回る。
いきなり10万円ボックス買えじゃあ話にならない。
不実だなあ、ソニー。

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